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FREESTYLE選手名艦 №5 『クボカルケミ』

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NAME:ケミ窪慎一郎
Height:160
Position:PG
Stand Name:セガールアクション

生まれつき身長に恵まれなかった慎一郎は小学校中学年に上がる頃になると「先頭くん」と呼ばれ、その背の低さをバカにされるようになっていく。
母親の「メリケンどもがよく飲んでいるという牛の乳が身長を伸ばすそうだよ」という助言を聞いた次の日、彼は給食の牛乳をこれでもかと飲みまくった。
しかし一気に飲んだせいか、掃除の時間に吐いてしまう。その日は廊下掃除の当番だった。
運悪くシチュー色のゲロを密かに憧れていた2組のアイドル、山嵐さんに見られてしまい、あからさまに嫌な顔をされてしまった慎一郎は非常階段で人知れず泣いた。更にその様子をクラスのお調子もの、木村くんに見られ、「ゲロ一郎が階段で泣いとったで!!」とまで言いふらされてしまう。
その日が慎一郎が牛乳を飲む最初で最後の日になった。

中学校に入ると慎一郎はそのすばしっこさをかわれ木村のグループのパシリになっていた。
木村は慎一郎によく万引きをさせたが、彼は本屋からエロ本をパンツに挟み持ち出すのが上手く、いつしか仲間達から「万引き先生」と呼ばれるようになる。
度重なる悪行に指導を繰り返される慎一郎。
「なんでいつも僕だけ危ないことをさせられるんだ・・・木村くんはいつも怒られないで済んでいるのに!!」

幸運は突然やってくる。
英語のアシスタントティーチャーとして来ていたジョン・トラボルタ氏が慎一郎のすばしっこさと盗みテクに注目し「バスケットをしてみないか」と誘ったのだ。
慎一郎がガードとして入ったバスケ部は彼のスティールの連発(もちろん部費を盗むのも忘れない)により県南大会8位入賞という微妙な栄光を掴むのであった。
当時の慎一郎について彼の才能を見出した恩師、ジョン・トラボルタ氏はこう振り返る。
「ほんとうはキムラを誘ったつもりだったんだ。でも何故か知らないチビがバスケ部に入ってたんだよ。県南大会8位?それどうなの?微妙じゃね?HAHAHAHA」

高校に上がりバドミントン部に入った慎一郎は「俺は中学の時バスケで県南8位までいったんだぜ!」が口癖で、「俺はよく『スティール・ボール・ラン』なんて呼ばれてたんだ」としつこくチームメイトに自慢するのだった。
「あまりにしつこいからしょうがなくスティール・ボール・ランって呼んであげたけど、長くて呼びにくかったんだよね。そのうちSBRに省略されて、1年もたつと誰もあいつのこと呼ばなくなったよ・・・・」とバトミントン部OBの浦飯くん。

また彼は無類のセガール好きであり、『奪還アルカトラズ』を意識していることは言うまでもない。
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          今日もクボカルのプレイするコートではセガールアクションが見られるだろう!
by evilbeats | 2005-11-28 18:05 | FREESTYLE選手名艦